殿様連の紹介
殿様連は、『飲んで、騒いで、楽しく踊る』ことをモットーに、
老若男女が集まり一つの輪になって踊っています。
では、我が殿様連を少し紹介したいと思います。
歴史
殿様連は、戦前徳島市内の住吉島で「住吉連」と云って踊っていた連が前身です。その地に武家屋敷が多く立ち並んでいたことから、
それにちなんで、昭和26年「殿様連」と名を変えて現在に至っています。
また、笛が主体でおなじみの「吉野川」のメロディーは、殿様連が、昭和48年に東京の日劇に出演した際に初めて演奏したものです。
このように70年近い歴史を持つ殿様連ですが、現在、連員数は120名(男踊り50名・女踊り40名・鳴り物30名)を数えるほどになっています。
たくさんの連があるなかで、華やかな衣装も阿波踊りの見どころの一つですが、殿様連の衣装はとても特徴的!!
和柄の『鹿の子模様』と直線の組み合わせを、統一的な色調で表現し、男踊りと鳴り物は、白地に朱で大きく「殿様連」の文字を背中に染め抜き、
女踊りは、赤とピンクを主とし、「とのさま」の文字を肩に背負います。
古風かつシンプルですが、遠くからでも一目でわかる鮮やかなコントラストになっているんです!!
【受賞歴】
昭和44年 感謝状 法務大臣 西豪吉之助
昭和45年 感謝状 徳島市長 武市一夫
昭和45年 表彰状 徳島市長 武市一夫
昭和47年 表彰状 社団法人徳島県観光協会
平成6年 感謝状 徳島県知事 圓藤寿穂
平成21年 ベスト貢献賞 ホノルルフェスティバル財団
【出演歴】
過去においては、米国ハワイで開催されるホノルルフェスティバルに3年連続(2009〜2011)で参加。
近年においては、韓国ソウル(2014)、中国北京(2016)、モンゴルウランバートル(2017)などにおいて、国際親善を目的とした公演を行っています。
男踊り
殿様連の男踊りは、手に『弓張提灯』を持って踊ります。
基本は、腰を落とし、蹴上げをして踊ります。
そして、鳴り物が一気に差し込み(アップテンポ)になると、『暴れ踊り』が始まります。
殿様連の男踊りは、この暴れ踊りも特徴の一つで、
この暴れ踊りに憧れて入連する連員も少なくありません。
後は、殿様連の男は、優しいのが特徴(^^;)
女踊り
女踊りは、しとやかに流れるように踊ります。
基本は、男踊りと同じで、腰を落として蹴上げをします。
シンプルな踊りだけに、難しいんですよね〜
殿様連の女踊りの連員は、とにかく仲がイイです。
誰が・・・じゃなくて、みんなで練習しています。
一生懸命に、和気あいあいと、これも魅力の一つです。
鳴り物
これがないと、踊りが始まりません。
笛、鉦、三味線、締太鼓、大太鼓があります。
そして、殿様連の鳴り物は、笛に特徴があります。
『吉野川』という、阿波踊りと言えばよく聞くメロディがありますが、
これは、殿様連が元祖なんです。